17スコーピオンBFSのハンドルとスタードラグをカスタムしてみた!

17スコーピオンBFSのハンドルとスタードラグをカスタムしてみた!

外観の良さだけでなく使い方が合えば使い勝手も向上する、多くの人が利用しているカスタムハンドル。シマノ、ダイワ以外にも多くのメーカーから発売されていますが、よくあるパワーハンドルのカスタムでなく今回はベイトフィネスでのカスタムをして、軽量系タックルではどのようにメリットがあるか実投してみました。


パーツ紹介

今回交換するカーボンハンドルスタードラグです。

ハンドル長は85mmです。

純正のハンドルが84mmなので、巻き心地は変わらずに使えそうです。

丸型のノブは、サイズは通常の平型ノブとほぼ同じサイズでありながら平型よりもしっかりホールドして巻けます。

スリーフィンガーサイズなので強すぎず、それでもベイトフィネスのような近距離やカバーでアワセからの初速で一気に障害物から引き離すパワーのいる巻き取りにはちょうど良さそうです。

これは17スコーピオンBFSと相性の良さそうなハンドルです。

ゴメクサスダブルハンドルDC-TA20とスタードラグ

付属品を出してみるとこんな感じです。

ワッシャーはドラグとハンドルが干渉する時に挟むものみたいで、今回使用しますので詳細は装着のページで後述します。

ハンドルを触った第一印象は「これはめちゃめちゃ使いやすそう」という感触です。

装着の前に色々調べてみましたので、まずはそちらのお話をしてからハンドル交換をしていきます。


ハンドルの重さ計測

今回はベイトフィネスなので、ハンドルの重さを重要視する方もいると思います。

なのでカーボンハンドル本体、ノブの重さを計ってみました。

ゴメクサスダブルハンドルDC-TA20の重さ

ハンドル全体の重さは27.1gです。

他社製品の同サイズのハンドルの重さをネットで少し調べてみたりしてみましたが、だいたい30gを超えていました。重いものだと40gを超えているものもありました。

丸型ノブでこの軽さはすごい。

ゴメクサスダブルハンドルDC-TA20の重さ

ちなみに17スコーピオンBFSの純正ハンドルは平型ノブということもあり18.6gです。

ノブを外した重さは

ゴメクサスダブルハンドルDC-TA20の重さ

純正ハンドルが8.8g

ゴメクサスダブルハンドルDC-TA20の重さ

カーボンハンドルは片方のハンドルを外すと17.7g

なので9.4gがノブ一個の重さなので両方のノブで9.4×2=18.8g、

27.1-18.8= 8.3g がカーボンハンドルの重さです。

さすがカーボンハンドルです。

純正のハンドルの画像の通りベイトフィネス向けに極限まで肉抜きされた純正ハンドルよりさらに軽く、強度も十分にあります。

ベイトフィネスリールの軽さをなるべく損なわず、その上でパワーのあるリーリングをするには本当にいいハンドルだと思います。


ハンドルとドラグ装着方法

ではいよいよカーボンハンドルとドラグを装着してみます。

まず17スコーピオンBFSのハンドルとドラグを外します。

必要な工具はペンチとプラスドライバーです。

ゴメクサスダブルハンドルDC-TA20とドラグの装着方法

カーボンハンドルの場合、箱に同封の専用ドライバーは使わずマイナスドライバーとペンチで装着します。

ドラグ→ハンドルの順で装着しますが、画像の通り、スタードラグの足の部分がハンドルのクランク部分に干渉します。

このままではドラグが回せないので付属品に入っているワッシャーを入れてスペースを作ります。

付属品のワッシャーは2種類の厚みのものが入っていて、薄いワッシャー×2と厚いワッシャー×1を組み合わせて丁度良いスペースが作れました。

ハンドルとドラグを固定するナットは右用と左用で各1つずつ入ってますが、目印が刻印されてるのが親切設計で、デザインもシンプルでいいです。(僕は右ハンドルなのでRの刻印されたナットを使用しました)

あとはネジ固定パーツをマイナスドライバーで締めて交換完了です。

ゴメクサスダブルハンドルDC-TA20とドラグの装着方法

付けてみた印象

交換が終わった外観です。 ゴメクサスダブルハンドルDC-TA20とドラグの付けてみた印象

かっこいいです。

色味はシンプルでリールとよく馴染みますが、カーボンのネイキッド感がカスタムしている印象をしっかり出してくれます。

ドラグは純正より足が一本多く長さもあるので、片手巻きもしやすいです。

ボディの恩恵もありますがカスタムハンドルをつけてもリール全体の重さは糸付きで190gちょいでした。


実釣での使用感

早速釣り場で使ってきました。 ゴメクサスダブルハンドルDC-TA20とドラグの実釣

ベイトフィネス専用ロッド(Lアクション)とラインはフロロ7lb.です。

キャストして巻いてみた印象は想像の通りしっくりきました。

巻いて手を離した時にノブが慣性で空転する時も振動やノイズがボディに伝わることはなく、ハンドルとノブのサイズや重さもまったく影響はありません。

クランクハンドルなのでリールがブレずに巻くことができるのと、やはり片手巻きもしやすかったです。

片手巻きでハンドルやドラグを指で弾いて回す時も純正のハンドルの時より回転量が多くなり、シンプルに操作性がよくなりました。

釣果こそありませんでしたのでルアーを回収する時に巻き取りを早くしたりしてノブの感触を確かめたりしてみましたが、想像の通りしっかりホールドして巻くことができたので実釣時も安心して強気のやりとりができそうです。


まとめ

カーボンハンドル、非常におすすめです。

軽さと強さが噛み合ったいいハンドルだと思います。

ハンドル長は95mmのものもあるので、そちらではバーサタイルリールにも合わせられるし、丸型ノブのパワフルさもあるのでビッグベイトゲームやウィードまわりのワームでのパワーゲームでも活躍すると思います。

使い勝手の広いハンドルとして本当に汎用性の高く、「付けてみた印象」のところで書いた通り僕はこのカーボンハンドルのネイキッド感もデザインとしてすごくオシャレだと思うので、ぜひオススメしたいハンドルです。