鯛とは?
一般にタイというと真鯛をイメージする人が多いですが、真鯛以外にもさまざまな種類の鯛がいます。タイは縁起が良いことでも知られ、釣り人はもちろん、多くの人から人気です。
そんなタイには実は10種類以上もいます。今回は代表的な10種類のタイについて解説するので、ぜひチェックしてみてください。
タイの代表的な10種類を紹介!
マダイ
タイといえばまず名前が上がるのが「真鯛」。真鯛はタイの代表格で、多くの釣り人から人気があるターゲットです。
タイはコマセ釣りが長年人気ですが、近年では一つテンヤを使用した真鯛狙いも主流になってきました。またタイラバと呼ばれるルアーでの釣りも定番です。さまざまな釣り方で狙えるのも真鯛の魅力。好みにあった釣り方で真鯛を狙ってみましょう。
クロダイ
岸からも狙えることで多くの釣り人から人気が高い「黒鯛」。黒鯛は手軽なポイントで50センチを超える大型サイズが狙える点が魅力といえます。
フカセ釣りやヘチ釣りといったエサ釣りで狙うのが基本でしたが、近年ではルアーを用いた釣法も人気。ルアーで黒鯛を狙う釣りをチニングと呼び、関西を中心に、関東でも人気が急上昇しています。
キダイ
真鯛釣りや甘鯛釣りで定番の外道の「黄鯛」。黄鯛は連子鯛とも呼ばれる種類で、お祝い事で尾頭付きの塩焼きにするときに重宝されています。
主にオキアミやエビを用いた船釣りで外道としてよく釣れます。また、タイラバで真鯛を狙っているときに外道で釣れる場合もあります。小型サイズが中心ですが、30センチ前後になる個体も存在し、大型サイズになると非常に美味です。
チダイ
専門で狙っている多くいる人もいる人気の「血鯛」。血鯛は真鯛に非常に似ていますが、鰓蓋の後ろが赤い点が最大の違いです。また真鯛は尾鰭の縁が黒いのに対し、血鯛は黒く縁取られていない点も違いになります。
血鯛を狙うときには、船釣りでエビを用いた銅付き仕掛けやコマセを使用したウィリー仕掛けで狙います。また真鯛同様、タイラバでも狙えるので、試してみましょう。
キビレ
近年釣り人から注目を浴びている人気ターゲットの「キビレ」。地域によってはキチヌとも呼ばれるので、覚えておきましょう。黒鯛に似ていますが、胸鰭や腹鰭、尾鰭の下側が黄色いのがキビレになります。
キビレは投げ釣りで定番のターゲットですが、近年では黒鯛同様、チニングで狙う人が増えています。引き味が鋭く、釣り味が抜群に良いのもキビレの魅力です。
ヘダイ
黒鯛によく似た見た目で、食味が良いことで人気が高い「ヘダイ」。黒鯛とは違い、全体的に白く、また頭部が丸いのがヘダイの特徴です。
ヘダイは主にイカダやカセで黒鯛を狙っているときによく釣れる定番の外道になります。またウキフカセ釣りで狙って釣れるポイントもあります。特に岩礁帯にいることが多いので、そのようなポイントへ行くときには狙ってみましょう。
イシダイ
多くの磯釣り師が憧れを抱く、超人気ターゲットの「イシダイ」。イシダイは黒い横縞がありますが、成長するとその横縞が消え、口の周りが黒くなる特徴があります。
そんなイシダイは磯からサザエやウニを使用した遠投釣りが一般的です。引き味が非常に鋭く、ヒットすると根に潜ろうとするため、スリリングやり取りを楽しめます。食味も非常に良いため、釣れたときには刺身などにして楽しんでみましょう。
アマダイ
身が柔らかく、甘みがあり、高級な料理屋でも使用されている「甘鯛」。甘鯛は関西地方でぐじと呼ばれ、特に若狭湾で釣れる甘鯛を若狭ぐじと呼びます。
甘鯛は船釣りで、天秤仕掛けにオキアミを付けて狙うのが一般的です。また近年ではタイラバで狙う釣りも人気が高まっています。タイラバで甘鯛を狙う釣りをアマラバと呼び、数釣りもできるので、試してみましょう。
イトヨリダイ
全体的に赤く、体側に黄色い線が入っていて、美しい見た目が特徴の「イトヨリダイ」。非常に美味しいことでも知られ、刺身はもちろん、アクアパッツァも絶品です。
そんな魅力があるイトヨリダイは、甘鯛釣りの定番外道になります。オキアミを使用した天秤仕掛けでも、タイラバでも狙えます。またエビを使用した一つテンヤ仕掛けでも狙えるので、ぜひ試してみてくだい。
マトウダイ
体側中央に的のような黒い丸があるのが最大の特徴となる「マトウダイ」。マトウダイは非常に美味しいと釣り人の間で人気が高いです。
マトウダイは船からのヒラメ釣りで定番外道になります。そのため、専門で狙うときには、ヒラメ釣り同様に活きたイワシを使用した仕掛けで狙ってみましょう。またアタリがあったときには、すぐにあわせずに、じっくりと待ってからあわせると針がかりしやすいです。