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夏のオフショアジギングはギラギラと輝く太陽が似合うスポーツフィッシングの代表格です。
中でも青物ジギングは正にスポーツであり、リズム感とビートを体で刻みテンポ良く釣る事が大切になってきます。そのためにはタックルのセッティングも重要になります。
そこで今回はオフショアジギングのタックルセッティングと実釣のご紹介です。
タックル紹介
近海のオフショアジギングでのターゲットといえば、ブリ、ヒラマサなどの10kgオーバーを狙えるジギングをメインとして、それよりもやや魚のサイズが軽量なライトジギングなどが人気の釣りとなっています。パワフルな釣りだけで無くテクニカルな釣りもあり、多くのアングラーが楽しんでいます。
今回、実釣で使用したタックルはパワーを少し落としたスローピッチジャークスタイル、ライトジギングでのタチウオ、スルメイカなどを対象としたタックルのご紹介です。
使用タックル一覧
対象魚:ブリ、ヒラマサ、底物など
項目 | タックル1 | タックル2 | タックル3 |
---|---|---|---|
ロッド | タカミテクノス MOZ620LM カスタム | エバーグリーン スロージャーカー 603-3 | エバーグリーン スロージャーカー 603-2 |
リール | スタジオオーシャンマーク L50Hi-L | シマノ オシアジガー 1001HG | シマノ オシアコンクエスト 301HG |
カスタム | - |
GOMEXUS 100mmカスタムハンドル F85鍛造カーボンノブ |
GOMEXUS 90mmカスタムハンドル F85鍛造カーボンノブ |
ライン | スーパーファイヤーライン 1.5号 | Xbraid スーパージグマン x8 1.5号 | Xbraid スーパージグマン x8 1号 |
対象魚 タチウオ、マダイ、サクラマス、スルメイカなどのライトジギング用
釣り方のポイントと狙いの魚種
上記タックルを使用して青物ジギング、タチウオジギング、スルメイカジギングを楽しんできました。
青物ジギング:活性に合わせたジグ操作
青物ジギングのキモは,動きの速い青物に対してジグのスピードやレンジを的確に合わせることを前提に、その時の魚の活性に合わせたスピードでジグを操作することがスローピッチジャークの基本です。たとえ青物でも水温低下などでボトムに張り付いた状態では、ジグの移動を極力抑えてじっくりと誘うことも必要になってきます。青物だからといって必ずしもジグを速く大きく動かすことがマストではないことに注意しなければなりません。

タチウオジギング:アクションとカラーが鍵
タチウオジギングでは青物と違って、ジグのアクションを殺すことも時には効果があります。ジャークはしっかりとジグに入力して食わせの間はしっかりとジグを止める、または大きく速くリアクションを狙ったジャークも効果的な場面もあります。ジグのカラーローテーションもタチウオには特に大切です。

スルメイカジギング:活性で変える誘い方
スルメイカを狙うジギングのポイントはスルメイカの活性によって釣り方がガラリと変わる点です。
イカが海中を動き回っている時はジグを速く大きく動かして釣るのが基本です。逆にイカの活性が下がって釣れるレンジが固定してる時はジグを止めてアタリを取っていく釣りが必要になってきます。
実釣での使用感レビュー
今回、使用したGOMEXUS社のカスタムノブについて使用感を解説します。
F85鍛造カーボンノブ
オシアジガー、オシアコンクエストに使用したF85鍛造カーボンノブは軽量、グリップし易い形状、デザイン性などが優れています。ハンドルノブは常に回転して運動する部分なのでジギングのように巻く、止めるといった運動の際、軽量で慣性モーメントが少ないことはとても有利に働きます。ハンドルを回す事によってジグへの入力を行う場面などロッドの動きとリールハンドルの巻きのタイミングを合わせる時には特に初動のし易さやタイミングのとり易さに鍛造カーボンノブの「軽さ」が大きく貢献しているのを感じました。些細なポイントですが、コレが意外と大事です。

ノブの表面処理はツルツルとして鍛造カーボンのマーブル模様が映え、ノブを握った時の滑りを気に留めていましたが全く問題ありませんでした。多分、ノブの握り込み易い形状の賜物だと思います。実釣中の魚の処理で汚れてしまっても簡単に綺麗に流せるのも良い点だと思います。絶妙なサイズ感で女性アングラーでも手に余る事なく握り込めるサイズではないかと思いました。
TPE製P30二代目ハンドルノブ
P30二代目ジェネレーションについては先行発売になったSU30Lと同形状であり握り込みやすくチカラの入るデザインが気に入りました。かつアルミ製のSU30と比較しても表面性状がTPU素材ということもあり、濡れた状態でも滑りにくいのは良い点です。旧モデルのP30と比較してデザインがより洗練されていて良くなりました。
ビックベイティング、タイラバ、イカメタル、タチウオ、サクラマスなどのライトジギングでの使用がベストマッチだと思います。
まとめ
今回の釣行ではタックルをカスタマイズすることでよりその釣種に合わせたセッティングを施して実釣しました。釣りは単純な動作の繰り返しであることが多いですが、1日に何回となく繰り返す動作の負荷を軽減することは疲労感の軽減や集中力の維持に大きく貢献します。カスタムパーツは見た目のカッコよさだけで無く、実釣でのパフォーマンスを高めるための大切なギアだと考えます。エキスパートだけのカスタムパーツでは無く、ビギナーこそカスタムパーツを取り入れて釣果に繋げて欲しいと思います。