Part 1.オオモンハタとは
オオモンハタは温暖性の魚で南日本に分布しています。
ハタ類の魚となりますので、市場では高値で取引されています。
1kgほどで約4,000円の高級魚、かつ希少性が高く、スーパーなどではなかなかお目にかかれない魚です。
活〆し鮮度を保ったものはさらに高く取引されます。
オオモンハタはいわゆるロックフィッシュで、岩礁帯や砂礫底などに生息し、甲殻類や小魚を主食としています。
Part 2.オオモンハタの特徴
オオモンハタの体やウロコなどには褐色のハチの巣のような網目模様があります。
この模様はほぼ体全体に及び、尾ビレの縁が白く縁どられていることが特徴です。
似ている魚としてホウセキハタやキジハタがあげられます。
ホウセキハタは尾ビレが白く縁どられないので、尾ビレを良く見分けてください。
キジハタは体全体にオレンジ色の斑点が浮かび上がります。
ハタ科の魚の見分け方は非常に難しいですよね。筆者も勉強中です。
Part 3.オオモンハタの時期とポイント
オオモンハタのシーズンは夏といわれていますが、エサとなる小魚や甲殻類がいれば時期問わず釣ることができます。
冒頭で紹介したとおりロックフィッシュですので、ゴツゴツした岩礁帯を好みます。
ショアゲームでは外洋に面した潮通しのよい磯場、消波ブロック周辺がポイントとなります。
夏場になると他のハタ科と違い中層までエサを追うようになりますが、冬場はボトムやストラクチャーに身を潜めることが多くなります。
冬場に狙う際は、日当たりの良い場所や少しでも水温が高そうなポイントへアプローチしましょう。
Part 4.オオモンハタの釣り方
オオモンハタの釣り方は様々ありますが、筆者は主に、ジグヘッドとワームの組み合わせや、30g程度のメタルジグ、バイブレーションなど底取りが速く潮流に負けないルアーで狙います。
オオモンハタは根につくことが少なく、獲物を追い回すので、可能な限り広範囲に手返しよくサーチする必要があります。
着底したらルアーを巻き上げ、ボトムから中層までの範囲を広く探ることが重要となります。
ベイトの有無や地形などを常に意識し、忍耐のいる巻きの釣りですが、引きの強さと美味しさは病み付きなること間違いなしの魚です。
磯場でのロックゲームは危険ですので、必ずフローティングベストとスパイクシューズ等釣り場にあった靴を忘れずに着用してくださいね。