・出生魚「ブリ」とは?
ブリとは、スズキ目アジ科に分類される海水魚で釣りのターゲットとして人気を集める魚のこと。成長するごとに呼び名が変わる出生魚の代表格なのがブリです。地域によっても異なりますが、小型サイズをワカシやイナダ、ワラサ、ハマチ、メジロなどと呼ぶので覚えておきましょう。
属性 |
地域 |
呼び名 | |||
40cm未満 | 60cm未満 | 80cm未満 | 80cm以上 | ||
青魚 | 関西 | ツバス | ハマチ | メジロ | ブリ |
関東 | ワカシ | イナダ | ワラサ | ブリ |
ブリ釣りでは、ジギングやキャスティングといったルアーフィッシングで狙うのが大人気。しかし、根深い人気がある餌釣りは、初心者でも釣果を出しやすく、ブリ釣り入門に最適です。ここでは、ブリ釣りでよく使う餌も紹介するので、ぜひご参考にしてください。
・ブリの習性や釣れやすい時間帯は?
ブリは小魚を中心に捕食する肉食性が高い魚です。ときとしてイカや甲殻類を捕食することもありますが、主にイワシやキビナゴ、コウナゴなどのベイトフィッシュを捕食します。群れで回遊してベイトを追いかけて捕食するのもブリの特徴です。したがって、ブリ釣りを餌で行う場合には、イワシなどの小魚がよく使う餌として挙げられます。
また、ブリは日がある時間帯に行動する昼行性が強い魚。そのため、釣れやすい時間帯は、朝マズメ、夕マズメを中心とした日中の時間帯です。初心者の人がブリを狙うには、まずはブリの活性が上がりやすい朝マズメ、夕マズメを狙ってみましょう。
・ブリ釣りでよく使う餌は?
ブリ釣りと一口にいっても、釣りをする環境によって使用する餌が大きく異なります。初心者でも釣果に期待できる船釣りの場合には、コマセ釣り、泳がせ釣り、落とし込み釣りが基本。コマセ釣りはオキアミをカゴに入れて、タナでオキアミを撒き、針につけたオキアミにブリが食いつくのを狙う釣り方です。泳がせ釣りはイワシやアジをブリがいるタナに落とし、小魚を捕食するブリを狙います。また、落とし込み釣りは専用のサビキ仕掛けに小魚が食ったら、ブリがいるタナまで落としてヒットするのを待つ釣り方です。特に船釣り初心者の婆には、オキアミを使用するコマセ釣りから始めるのがおすすめ。コマセ釣りは比較的簡単に釣果に期待できます。
堤防からブリを狙う場合には、カゴ釣り、泳がせ釣りで狙うのは基本です。カゴ釣りはカゴにオキアミを詰めて遠投し、針につけたオキアミにブリがヒットするのを狙う釣り方。一方、泳がせ釣りはイワシやアジを使用し、軽く投げてブリがヒットするのを狙います。
船でも堤防でもオキアミがブリ釣りによく使う餌として挙げられます。オキアミは活き餌に比べて扱いやすく、ブリ釣り入門者にもおすすめの餌です。
・まとめ
ブリは釣って楽しく、食べても美味しい魅力的なターゲットです。近年では生息域を広げ、多くのフィールドで釣れるようになりました。これからますます盛り上がりを見せるであろうブリ釣りを餌釣りで攻略してみましょう。